SOLVE ワークショップ参加

先週の土曜日に富山市の鵜坂公民館で開催された、ワークショップに参加しました!

流域ぷらっとフォームのメンバー及び、住民の方々、大学の学生、高校生など総勢50人程度の方々が参加しました。

1つ目のセッションとして、富山県立富山北部高校の皆さんの発表をお聞きすることができました。

司会は、我らの吉見先生が務め、2つのグループの発表を聞かせていただきました。

1つ目のグループは、「富山の水について」発表していただき、どうして富山の水はおいしいの?など学生自身が不思議に思ったことをテーマに調べ、発表していただきました。水がきれいすぎると、却って水生生物に悪影響を及ぼしているなど、興味深い内容で私自身も学ばせていただきました。質問では、東京大学の乃田先生から、きれいすぎるのは生態系にとって良くないのはその通り、「きれいすぎる水を飲むと人間はどうなるか知ってる?」という逆質問が飛び、正解は「おなかを壊す」ということで、驚いていた方々が多い印象でした。また、中央大学の手計先生からは、県立大学に在籍されていた頃の研究テーマとして「どこの水がおいしいか?」について研究されたそうで、結果として自分が飲み慣れた地元の水が一番おいしいと感じると言っておられ、とても面白い結果であるなと感じました。

2つ目のグループは、「防災と流域治水」について発表していただきました。学生自身初めて聞く「流域治水」というキーワードについて調べるところから始められたそうです。プロジェクターを使って、流域治水についての説明、それを踏まえいくつかの案を提示して、最後にはより良いと考える案の提示まで発表していただきました。僕自身も、大学に入ってから「流域治水」について学びを深めたため、高校時代には聞いたことがないワードの一つであり、学生の皆さんはとても苦労されたのだろうと感じています。「流域治水」という、難しいキーワードではあるものの、高校生自身が自分の中に情報をインプットしてどのように説明したら伝わりやすいのか、意識して作られたのだと感じるスライドでした。そのため、住民の方々も関心を持って聞き入れておられたように感じました。質問では、「流域治水」という言葉を広めたいと考えているのですがどうしたらもっと広まると思いますか?などの逆質問がありました。また、住民方からは「この流域治水という問題について何度も会合などで議論してきたが、住民の理解が難しい。もっと人々に認知してもらいたい。」などの意見もありました。

富山県立富山北部高校の皆さん、素晴らしい発表ありがとうございました!学校の中でも、学んだ情報をもっと広げていただきたいと思いました!

2セッション目は、実際に流域治水の施策として、「浸水する地域を上流域で決めて、下流域での浸水被害を防ぐ」という施策の説明会があったことを想定して、参加者が役割を決め、役になりきってロールプレイ方式で意見を言い合う活動をしました。

役割は、下流域の浸水を免れる人・上流域の子育て世代・上流域のシニア世代・上流域の企業の社長・上流域の農家の5つの役割に分かれました。

大西は、上流域のシニア世代になりきりロールプレイしたのですが、とても難しく感じました。自分が昔から住んできた愛着がある家であるため、家を浸水させたくないし、万一床上まで浸水したならば、住めなくなる可能性があると考えると、シニア世代にとっては最終的に反対の意見の方が大きくなると感じました。

馬渕は重機を扱う社長役を演じました。住民の方に役立つような提案をいくつかするつもりでしたし、会社の浸水は許容する方針にしていたのですが結局住民間で話が盛り上がってしまっていて、社長は浮いてしまっているように感じました。
会社はいざとなれば立ち去ればよいので、住民ではないとは言い切れないですが他の住民に比べればその場所への愛着があまりないため浸水に対しても会社の損失にならなければ受け入れてくれるかなと思いました。

片井

参加者の中からは、役になりきってみることで、上流域の方からは初めて分かったことや、言いずらいなーと思うこと、お金の面など、下流域の方からは、申し訳ない、上流域に守られていることを忘れるなど、やってみてわかったことが多かったように感じます。本当の説明会だと怒号が飛びそうな気もしました...

5つのグループのグラフィックレコーディングはこのようになってます。

今後のこのようなワークショップに積極的に参加し、新たな気づきや学びを得ていきたいと思います。

運営者の皆様・発表していただいた高校生の皆さんありがとうございました!

会場の様子

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